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11.182015
がんの働きを抑える遺伝子(がん抑制遺伝子)P53と亜鉛・セレン

人間には1日に約数千個の遺伝子の異常が起きていますが、免疫力や自然治癒力によってこの異常を正常に回復させる、又は死滅させることに成功しています。
その中で、がんの働きを抑える遺伝子が注目されています。
人間には、がんを増殖させる遺伝子(がん遺伝子)とがんの働きを抑える遺伝子(がん抑制遺伝子)が存在し、互いにバランスを取って働いています。
がん遺伝子は細胞分裂や増殖に直接関係しますから、いつも悪者でいるのではなく、がんが存在するときに悪者になります。
がん抑制遺伝子としてはP53(Pは蛋白質、53は分子量53,000を示す)が最も重要であり、がん細胞の約50%にP53の変異が認められることから、がん細胞ではP53の活動が出来なくなっています。
抗がん剤等の化学療法でも、P53遺伝子の活動が抑えられることも報告されています。
従って、がん細胞内のP53遺伝子を正常に活動させることががん細胞の抑制に必要となります。

がん抑制遺伝子は傷ついた遺伝子を持つ細胞が修復出来るときは、修復・再生させます。
修復不可能と分かった時には、がん細胞が拡がらない様に細胞を自然死(アポトーシス)させます。
余談ですが、象はほとんどがんで死亡しません。
象にはP53と同じ働きをする遺伝子が30種類以上あり、これによってがんから守られている様です。
人間には2種類しかないので、象よりはがんになり易い訳です。
だからこそ、P53が働ける体の環境作りが必要になります。
2015年米国ユタ大学医学部より、米国医師会雑誌に発表されました。
嬉しいことに、がん抑制遺伝子を活発にする物質が体の中にあり、アルフラットに配合されている亜鉛、セレンがその物質なのです。

亜鉛、セレンの必要量を食事から取る事は、仲々大変なことです。
研究データに基ずく亜鉛・セレン配合サプリメントを取る事をお奨めします。
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