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亜鉛とセレンが腸の粘膜バリアーと免疫機能を守る

人間の免疫機能の多くは腸が関係していることが明らかになっています。

免疫機能が正常に働くためには、腸の粘膜細胞が正常に細胞分裂し、古い細胞に替わり、新しい細胞に切り替わる、加えて細胞と細胞を結び付けている機能が働くことが必要です。

この状態があって、初めて腸内細菌が活躍できるわけです。

免疫機能の正常化は腸の粘膜の安定化が最優先となります。

当ホームページ、急増する大腸の疾患とミネラルにて、症状の重い潰瘍性大腸炎、クローン病では亜鉛とセレンが欠乏していることを既に報告しています。

これらの疾患では、腸の免疫機能が低下し、腹痛、下痢と便秘の繰り返しなど、「生活の質(QOL)」の低下が進み、食事も制限されます。

詳しくは判っていないこともありますが、腸の粘膜が炎症を起こし、粘膜が壊れたすき間から血管に毒素が侵入し、腸内だけでなく全身の免疫機能に悪影響を及ぼしてしまいす。

改めて、潰瘍性大腸炎、クローン病では亜鉛とセレン欠乏状態であることをお示しします。

これ程の重症ではなくても、腸の状態が悪いと、旅行や出張などで電車や飛行機の利用時に不安を感じ、活動が制限されてしまうことがあります。

腸の細胞は細胞同士が強く結ばれていて(細胞の密着結合:タイトジャンクション)、正常であれば、病原体や毒素やIL-6などが血管に侵入するのを防いでくれます。

しかし、腸の細胞が傷つくと、IL-6(インターロイキン6)などの炎症物質が過剰に作られ、これが細胞同志の密着結合を壊してしまい、その上で血管内に侵入し、全身に悪影響を及ぼします。

亜鉛とセレンは過剰なIL-6を消去して、腸の細胞の粘膜バリアー機能を強化すると同時に、細胞同士の密着結合を強化する可能性があることが判りました。①、②

①Journal of Endodontics Home 2017.43.18-26
②Univ.of South Carolina U.S.A 2015 in print

亜鉛とセレンは共に、体の中で過剰にできた活性酸素を消去し、免疫機能に深く関係することが判っていましたが、改めて腸管の免疫機能維持に重要である事が判りました。

亜鉛とセレンは腸の粘膜細胞を増やし、且粘膜細胞のバリアー機能を強化し、細胞同士の密着結合を強化するので、腸の疾患(下痢、腹痛など)や免疫機能が低下している時には、是非摂取したい成分です。

アルフラットは亜鉛とセレンを中心に、使用する方の事を考えて作られた健康食品です。

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