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4.222015
高齢者のガン、糖尿病、心臓病などによる炎症は、亜鉛不足が原因!
アメリカ・オレゴン州立大学から、2015年3月に、「高齢者で亜鉛が足りなくなると、多くの慢性疾患において炎症を進行させてしまう可能性が高い」と、発表されました
(Mol Nutr Food Res 2015.March)
亜鉛不足では、炎症を引き起こす物質の活動が活発になる事が原因と考えられています
この物質はインターロイキン6(IL-6と省略される)と呼ばれ、活動が活発になると肝炎、糖尿病、心臓病、ガン、大腸炎、リウマチなど多くの病気による炎症を引き起こします
亜鉛を日頃から十分取っている人は炎症を起こしにくいのですが、亜鉛不足の方は大変多く、問題は深刻です
全く健康な人が健康状態を維持するための必要最小量が推奨量です
成年男女とも、それすら取れていないことが大問題です
1日推奨量:ほとんどの健康な人が栄養を満たすのに十分な1日の摂取量
1日上限量:健康な人が安全に摂取できると考えられる1日最大の摂取量
これらは、健康な人が健康を維持するための摂取量の目安です
【0~11カ月の乳幼児について】
骨、免疫、脳の形成などで、特に亜鉛摂取が大切な時期です
元気な子供になるように、おっぱいや離乳食から、亜鉛を赤ちゃんに与えてあげて下さい
【まとめ】
日本では乳児から成年期に亜鉛を多く取る事を奨めていますが、今回の結果で、高齢者の
慢性疾患による炎症を防ぐ目的で、「亜鉛の摂取」を増やすことが検討されます
亜鉛と同様に、強力に炎症を抑えるセレン、ビタミンEも併せて検討しましょう
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