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11.102018
安全性と必要性
のミネラル、特に亜鉛の過剰摂取による副作用が心配されています。
ここでは例を挙げてお話しします。先ず、「亜鉛」という文字から来るイメージです。
「鉛」の文字が入っているために、「鉛と似ている」、すなわち重金属で危険と思っている方がいらっしゃいます。
これは、初めて日本に入ってきた時に名前を決める際に、亜鉛は鉛と同じような場所から産出されるので鉛に似た様なもので、「亜鉛」と名付けられたと言う説があります。
亜鉛に対する誤解を解きましょう!
亜鉛は鉛とは全く異なる性質を持った金属で、人体に不可欠なミネラル成分なのです。
金属について、金属➡蓄積➡毒性という図式で注意を促すことがあります。
人間の身体に取って、金属は汚染金属と生体に必要なミネラル成分の金属に大まかには区別されます。水銀・鉛などは汚染金属、鉄・亜鉛・銅などは後者になります。
但し鉄や銅は体内に貯蔵するためのタンパク質がありますが、亜鉛にはありません。
つまり亜鉛は、体内に貯蔵されにくく、しかも毒性が低いので、他のミネラルに比べて日常から摂取する事を心掛けなければならないのです。
一口に亜鉛製品と言っても、色々な亜鉛製品があり、大きく分けて医療用として使用されているものとサプリメントとして発売されているものの2つのカテゴリーがあります。
厚生労働省の「2015年 日本人の食事摂取基準」では、
となっています。治療のために使われるときは、治療のための使用量になりますので、この基準は当てはまりません。
使用されています。
米国で亜鉛として1日50mg長期間使用において、善玉コレステロールが低下したと報告されていますが、どのような症状が出たのかは不明です。
医薬品の副作用でも多くは長期に使用した場合のようです。短期的に使用される場合は、「2015年 日本人の食事摂取基準」に沿った量であれば問題は少ないと思われます。
現在、食品には防腐剤・保存剤が多く使われ、それらが亜鉛やセレンのようなミネラルを体に吸収させない作用をしてしまいます。
現代人は多くの人が思っている以上にミネラル不足なのです。
これが健康を阻害している原因の1つと考えられます。
日頃からミネラル豊富な食生活を心掛け、自分の身体をご自身で守ってください。
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