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11.252018
ウイルスと は別物!
ウイルス(以前は、ビ-ルスと呼ばれていました。ウイルスはドイツ語)と細菌の違いって、分かりにくいですよね。
大まかな違いについて、お話しします。
ウイルスと細菌は全く別な生き物です。
- ウイルスは自分自身で増えていく事が出来ず、他の生き物を宿主として自分を増やして行きますが、最近は自分自身で増えていく事が出来るものもあります。
- ウイルスは細菌よりもはるかに小さく、電子顕微鏡でしか見ることは出来ませんが、細菌は一般的な光学顕微鏡(家庭や学校の理科室にある)で見ることが出来ます。
ウイルスと細菌(真菌:かびを含む)にはどんな種類があるのか、どんな感染症があるのか表にまとめてみました。
毎年問題となる、ノロやインフルエンザは代表的なウイルスです。
- ウイルスには抗生物質が効きません。増殖を抑える抗ウイルス薬やワクチンを使って急激なウイルスの増殖を抑えます。従って、インフルエンザウイルスを抗生物質で殺すことは出来ません。
ペニシリンなどの抗生物質は細菌を殺してくれます。
※「風邪」と診断されて、抗生物質が処方された時は気管支や喉に炎症があるときです。医師や薬剤師に聞いて下さい。
細菌は人の身体の中にも多く存在しています。
良く知られているものに、ビフィズス菌、乳酸菌、大腸菌など多くは腸内に住み着いて色々な働きをしてくれています。
通常は人に害を加えず、体に良い働きをしてくれますが、一度免疫機能が低下すると無害のはずのこれらの菌が感染症を引き起こしてしまいます。
これを日和見感染と言います。
入院している時でさえも日和見感染で重大なことになる事が在ります。
人間の免疫の70%は腸に支配されていると言われていますので、日和見感染を起こさせないためにも、日常的に免疫機能を下げない対策が大事になります。
【日常生活での注意事項】
❶十分な睡眠
❷バランスの良い食事で、腹6~7分目
❸ストレスを軽くする(温めのお風呂につかる等)
❹手洗い・うがい
➎カミソリを家族と共有しない
❻肉と野菜の調理時のまな板を使い分ける
❼飲酒習慣の改善(週二回は休肝日、飲みすぎ禁止)又は禁酒
加えて、免疫機能を高める亜鉛やセレンの摂取など、出来る事は今直ぐ始めましょう!
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