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5.42016
ミネラルって、とても大切です
ミネラルの重要性を確認してみましょう。
よく知っていると言われる方も多いと思いますが、今、健康維持や病気の治療に再注目されています。
人間はその先祖が海から誕生し、陸に上がり生活するようになりました。
従って、海で生活していた時のミネラル成分を持っていましたが、陸上での生活に対応するように必要量等を変えて行きました。
しかし今でも、ミネラルは身体になくてはならない物であることは間違いありません。
多い順番にカルシウム(Ca),鉄,亜鉛,銅等となっています。これらは骨,血液を作ったり、免疫等多くの機能に関係し、身体を正常に機能させてくれています。
これらの不足が多くの病気をもたらすことも分かってきました。
鉄・亜鉛欠乏・・・貧血、Ca・亜鉛欠乏・・・骨そしょう症、亜鉛・銅欠乏・・・免疫機能低下など
世界にはミネラルが少ない土地があり、特に亜鉛欠乏とセレン欠乏(正式にはセレニウム)は有名で、中東イラク近辺での亜鉛欠乏による成長障害、中国北部のセレン欠乏による心臓機能異常が報告されています。
それぞれ亜鉛、セレンを使って劇的に改善しています。
亜鉛欠乏と成長障害が発見されたのは、1961年ですから、比較的最近の事です。
これ以後、欧米では色々な疾患に対する亜鉛を使った治療が試みられており、数多くの研究が報告されています。
高齢者のかぜ、感染症予防、大腸、胃、肝臓、腎臓に対する作用、骨、前立腺に対する作用など・・・。
日本でもやっと医療用として利用され始めています。
ここで気になるのが、ミネラルを多くとり過ぎた時の心配、特に亜鉛摂取時の事と思います。
亜鉛は、その字から「鉛に似ている」と思われている人が少なくありません。
それは誤解で、全く関係のない物質です。
事を確認して下さい。
又鉄、銅は体の中にそれらを蓄えるたんぱく質が存在するので、使用する量が制限されます。
亜鉛は蓄えるたんぱく質がないので、安全性が高く、そのために毎日一定量を摂取する必要があり、健康体ならば体の中に含まれている量は一定で、殆どが糞の中に排泄されます。
亜鉛を利用して、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、肝炎・肝硬変、味覚障害、床ずれ、抗がん剤の副作用防止、口内炎治療等に医師が活用しています。
鉄は貧血治療に、Caは骨そしょう症に使われています。
セレンも高齢入院患者の心臓病予防に利用が検討されています。
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