糖尿病と診断された方は、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする、又は糖の吸収を抑える薬を医師から処方されていると思います。

糖尿病の疑いのある方は、糖尿病予備軍として、生活習慣の中で、「食後の血糖値の上昇をゆるやかにする、又は糖の吸収を抑える」生活習慣を取り入れる事が急務です。

糖尿病の方、疑いのある方は「血糖をゆっくり上げる食事の仕方」を実行されることをお奨めします。

食事という刺激によって、血糖を下げるインスリンというホルモンは分泌されますが、食事後１５分～２０分経たないと分泌されません。

脳から満腹であるという信号が出る前に食べてしまうので、「早食い」の人はついつい大食いになり、肥満の原因になります。

これを改善する方法があります。

今日からできる方法です。

「ゆっくり食べる事」、１５分～２０分の時間をかけて食べることです。

加えて、消化の良い食物から食べて、炭水化物、たんぱく質の様な消化に時間が掛かる物を順番に食べる事です。

これで、血糖値の上がり方は変化して来ます。

ミネラル成分の亜鉛とクロムの血糖に及ぼす影響を観た研究です。

亜鉛とクロムは双方とも血糖値の上昇を対照群に対して有意に抑えています。

亜鉛と生薬成分の紅景天が血糖値を抑えるメカニズムを示した報告です。

これは糖の吸収を抑える医薬品のメカニズムと同じです。

糖尿病患者では、亜鉛とセレンとクロムが極端に少なく、これらを補ってやると、血糖値が下がったという病気の人に対する臨床報告がされています。

食べ物は消化の良い順番に食べる事が体に優しい食べ方です。

果物は食前に取ることをお奨めします。

又亜鉛、セレン、クロム等のミネラルは出来れば食前に取ることをお奨めします。

これらを考えた上で、１口２０~３０回噛んで、ゆっくり食事を楽しんでください。