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4.242016
アディポネクチンって、大切なの?、どんな役割があるの?
アディポネクチン、初めて聞いた、と言う方も多いと思います。
アディポサイト(adipocyte:脂肪細胞)から分泌されるたんぱく質で、脂肪酸の燃焼、
同じように、 働きをします。
脂肪細胞は自ら、脂肪細胞に脂肪酸がたまり過ぎないように調節しています。
しかし、過食や高脂肪食の摂取などで脂肪酸がたまると、アディポネクチンが作られず、脂肪細胞内に脂肪酸がたまり、肥満や脂肪肝を引き起こします。
アディポネクチンは脂肪の燃焼だけでなく、糖の代謝にもインスリンを通じて直接関係します。
皮下脂肪が多い方はアディポネクチンの分泌量が少なく、脂肪が燃焼してエネルギーに替っていません。
それがたまって肥満になり、高血圧、心臓病、脳出血などの原因になります。
検診で脂肪肝と言われた方は同じようにアディポネクチンの分泌量が少なく、肝臓内の脂肪酸が燃焼せず、肝臓内の炎症を起こす物質(活性酸素:IL-6など)と反応して、脂肪による肝炎を引き起こしてしまいます。
これが今、世界的大問題となっている、「増えた脂肪が起こす肝炎」非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)です。
国内でも推定で、300~400万人、予備軍は2000万人と言われており、アルコールやウイルス性肝炎より多いことが報告されています。
脂肪細胞は全身にあり、体を守るために脂肪をたくわえます。
そして脂肪がたまり過ぎないように自ら、アディポネクチンというたんぱく質を作って、脂肪を燃焼させ、たくわえる脂肪量を調節しています。
しかし、脂肪が増えすぎるとアディポネクチンが作られる量が減り、皮下の脂肪は分解されずにたまってきます。
これが肥満の原因なのです。
アディポネクチンが減ると肝臓の脂肪も分解されにくくなり、悪いことに炎症を起こす物質と反応して肝炎を起こしてしまいます。これが、NASHが起こる原因①と言われています。
つまり、脂肪燃焼にはアディポネクチンが作られる状態にする、アディポネクチンを増やす事が大事になってきます。
亜鉛はアディポネクチンを増やす事が分かっています。
皮下や肝臓の脂肪を燃焼させることに貢献します。
脂肪肝は病気です!
ご自身で改善出来る病気です
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