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9.192016
乳児・幼児の生育と亜鉛
低亜鉛母乳の影響
現代日本人のお母さんの母乳に関して、遺伝子解析を通じて調査が行われました。
その結果、以下の結果と心配事項が報告されました。
- 低亜鉛母乳のお母さんは決して少なくない
- 低亜鉛母乳を授乳されている乳児は亜鉛欠乏症を発症するおそれが高い
尚、乳児の亜鉛欠乏は皮膚炎、発育不良、湿疹など起こす可能性があります。
帝京平成大学健康メディカル学部と京都大学との共同研究です。
「亜鉛不足になると乳腺に亜鉛を分泌させる特定の遺伝子が変異をおこし、それが母乳の亜鉛欠乏を引き起こす」ことを京都大学が報告しています。①
遺伝子の異常である事が世界で初めて確認されました。
① Biol.Res.Trace.Elem 2014.25.1.1-7
低体重出生児が増えていて、深刻な問題と考えられています。亜鉛欠乏状態で生まれる子供が増えているのです。
お母さんの母乳だけは亜鉛が充分でなくなるので、亜鉛が配合されている人工粉ミルクを上手く活用して下さい。
亜鉛摂取必要量を示しています。
と考えられています。
大人の必要量から考えて、子供の体重に換算するといかに亜鉛の投与が重要か分かると思います。
今、世の中の食材には防腐剤、保存剤が使われた加工食品が溢れています。
これらには亜鉛やセレンなどのミネラルの吸収を妨げる作用があります。
つまり、大人も子供も日常的に「亜鉛不足」が増えている事が想像されます。
こんな時は、
が考えられます。確かな研究に導かれた健康食品を選択されることをお奨めします。
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