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乳ガン前立腺ガンに対する亜鉛、セレン投与を考えた対策

乳ガン・前立腺ガンに対する亜鉛、セレン投与を考えた対策

近年、日本人でガンにかかる人は2人に1人であることが報告されました。

又ガンが原因で亡くなる人は男性では4人に1人、女性では6人に1人であることも示されました。

女性では乳ガンが一番多く、男性は前立腺がん一番多くなっています。

乳ガンはここ数年、患者数が増加していますが、医師の手術の進歩や新しい抗ガン剤(分子標的薬:ガン細胞の特定の場所に作用して、増殖を抑える)等のおかげで、患者の急増に比べて死亡率は低くなっています。

前立腺がんも同様に増加しています。

抗ガン剤は上手く使えば能力を発揮してくれますが、長く使用する事で健康被害も出て来ます。

亜鉛は抗ガン剤による味覚障害を改善することが医学会で報告されています。

抗ガン剤使用後のガンを進行させないための日頃からの生活習慣が大切になります。

ガンが無くならなくても、ガンを増殖させず、共存してことも大切なことです。

乳ガンになりやすい習慣として、

  • コレステロールの多い食事の習慣
  • 定期的な飲酒
  • ストレス(不規則な食事、睡眠の習慣、暴飲暴食等)
  • 遺伝

これらが言われていますが、肥満や脂肪肝の原因とよく似ています。

肥満や脂肪肝(脂肪性肝炎を含む)の人に乳ガンが多いことも分かっています。

遺伝が原因であると言っても、必ず乳ガンになる訳ではありません。

女性は成人後、日常的に乳房に触れておく必要があると思います。

「小さなしこり」の時に発見できれば、短時間の摘出手術で対応でき、抗ガン剤を必要としない場合も多くなります。

乳ガン患者の栄養対策による長期試験も行われています。

β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛を10年以上投与した人では、乳ガンの進行を抑えられる可能性があることをカナダの研究グループが多くの人の試験で報告しています。

BMC Cancer 2011.11.372~

乳ガンでは、血液中のセレンが低下します。

日本でも東北大学医学部がセレンの豊富な食事が乳ガンの進行を抑える可能性があると報告して
います。

Tohoku J Exp Med 2007 212(2)191-198

乳がんではBRCA-1というがん抑制遺伝子が変異し、ガンを増殖させているのですが、高用量の亜鉛の存在がその動き(ガンの増殖)を抑えることが報告されています。

Hereditary cancer in clinical practice 2012.10.sep4:A6

尚、前立腺ガンについても、血液中の亜鉛とセレンが低下することが報告されています。

詳しくは当ホームページ健康情報の前立腺とミネラルをご覧ください。

手術、抗ガン剤、放射線療法とミネラルを活用した栄養療法の組み合わせによって、乳がんや前立腺ガンを消滅させる、縮小させる、など再び元気にさせないことがQOL(人生における生活の質)の向上につながると考えられます。

ガンを決して恐れず、医療機関と上手に連携し合って、前向きな毎日にしたいものです。

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