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リウマチ患者におけるミネラル(亜鉛、セレン)の有効活用

リウマチ患者におけるミネラル(亜鉛、セレン)の有効活用

リウマチは閉経後の女性に多く発症する病気で、自分自身の免疫機能が異常になり、自分自身を攻撃する事で起きる病気の1つで、「自己免疫性疾患」と呼ばれています。

リウマチの方は自分の体の中で何が変わったのか、何故免疫機能が自分自身を攻撃するのか、疑問を持った事があるのではないでしょうか?

原因は未だ解明されていませんが、何が悪さをしているのかどうすれば改善がみられるのか、医学の進歩とともに少しずつ解ってきました。

手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいこともリウマチの特徴です。

そんな中で、血液中のミネラル(亜鉛、セレン)が健康な人に比べて減っている事も分かりました。
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リウマチの炎症の悪化を引き起こすのは、

“免疫が暴走している中での異常なIL-6やTNFαなどのサイトカイン”

体内で炎症が生じたときには、サイトカインという物質が過剰に分泌され、それが炎症を悪化させます。

炎症を悪化させるサイトカインにはIL-6(インターロイキン6)やTNFα(ティーエヌエフ・アルファ)などがあります。

最近、関節リウマチの治療で使用されるようになった医薬品は、IL-6やTNFαといったサイトカインの働きを抑え、炎症を鎮静化させることができます。

IL-6(インターロイキン6)やTNFα(ティーエヌエフ・アルファ)は、本来は炎症物質を抑えたり、細菌・ウイルスを攻撃する無くてはならない物質です。

しかし免疫が暴走しているときは、反対に炎症を悪化させてしまいます。

こんな時に人間の体の中では、「深刻な亜鉛・セレン不足」になっています。

特に亜鉛は、IL-6(インターロイキン6)やTNFα(ティーエヌエフ・アルファ)を抑えるので、リウマチの炎症を抑える事に有用と考えられます。
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亜鉛を使用したリウマチ患者は1ヶ月目で症状が緩和され、6か月以上の使用では血液中の亜鉛が有意に上昇し、体内の炎症物質(CRP)を減少させていることが報告されています。
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1ヶ月目において、亜鉛製剤使用群ではリウマチの症状が改善した人は、22名中17名の77.3%で、偽薬使用群では、22名中1名の4.5%でした。

亜鉛製剤がリウマチの症状改善に有益であることが判りました。

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亜鉛とセレンは炎症に対しては共闘して立ち向かうので、

リウマチには亜鉛とセレンを補うことが重要なポイントであると思われます。

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