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ジカ熱(ジカウイルス)とiPS細胞

ジカ熱(ジカウイルス)とiPS細胞

ジカ熱(ジカウイルス)とiPS細胞ジカ熱の記録は、1947年にウガンダのジカ森で樹上生活を営むアカゲザルに確認され、初めてジカ熱のウイルスが分離されました。

ジカとは土地の名前で、ジカ熱ウイルスを媒介する蚊に刺されて感染します。

発見されてから比較的時間が経っていますが、アフリカでの開発の進行によってより多くに人に感染し、感染した人が世界中に拡散し、拡がってしまった訳です。

主な症状は軽度の発熱、結膜充血、筋肉痛、関節痛、頭痛などで、比較的軽度などで大人では感染が分からないうちに回復したことも多いようです。

問題はお母さんから子供に感染し、小頭症を発生する恐れがあるということです。

事実、日本でも精子内にジカ熱ウイルスがいる人が見つかっています。

iPS細胞で作った人間の脳の組織を使い、小頭症で生まれた赤ちゃんの脳の成長が阻害され、神経細胞が壊されてしまうことが分かりました。

ブラジルの研究者がiPS細部の技術を用いて、症状発現を発見しました。

発現のメカニズムやウイルスを除去する研究に大いに参考になります。

ウイルスの形、性質が分かれば、比較的早くワクチンなどが開発されると考えられますので、ジカ熱ウイルス対策における試金石となると考えられます。

正にiPS細胞のなせる業です。

発展途上国の開発が進むことで、未知のウイルスの発見や世界中への拡散というリスクを考えておかなければなりません。

世界はそれだけ狭くなっています。

iPS細胞で人の組織を作り、この難題の解決に力を発揮し、人類に貢献して頂きたいと思います。難病や奇病といわれる病気はまだまだ多く存在しますので、iPS細胞で人の組織を作り、この難題の解決に力を発揮し、人類に貢献して頂きたいと思います。

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