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大腸ガンと亜鉛、セレンとの関連

大腸ガンと亜鉛、セレンとの関連

大腸は2mもある臓器で、場所によって名前がそれぞれ付けられています。

ガンができやすい部位は直腸とS状結腸で、約70%をしめています。

直腸は全大腸ガンの約50%が発生するほどガンができやすい場所で、次に多いのは便が長い間溜まるS状結腸です。

大腸ガンの代表的な症状は、血便、便通異常(便秘、下痢)、腹痛です。

早期ガンは小さなガンがほとんどで、肛門出血に気づいて検査するか、大腸ガン検診で見つかることが多くなっています。

上行(じょうこう)結腸ガンは、

  1. 便通の異常がおこりにくい
  2. 便は液状である
  3. 出血しても排便までに時間がかかるため発見しにくい
  4. 腹痛などの症状があらわれる

下行(かこう)結腸やS状結腸ガンでは、

  1. 腸の内腔が狭くなり、便が通過しにくくなり便秘、下痢などの便通異常がある
  2. 腹痛や腸閉塞(便とガスがでない)のような症状になることもある
  3. 肛門に近い部位なので血便にて発見されやすい

直腸ガンは、

  1. 便に血液がついて見つかることが多い
  2. 直腸内が狭くなると、便が細くなり、排便後も残便感が残る

血液中のセレン値が高いと、女性では直腸・結腸ガンのリスクが減ることがEU諸国の研究によって示されました。

直腸・結腸ガンではセレン値は正常より低くなっています。

①Int J Cancer 2015.136.5:1149-61

大腸ガン患者のガン細胞中の亜鉛値は、正常細胞中の亜鉛値より有意に低くなっています。

②Biomedical research 2010.21.4:445-50

血液中の亜鉛値も正常より有意に低いことが報告されています。

③J King Saud Univ Science 2011.23:337-40

一口に大腸ガンと言っても出来る場所で症状などが大きく異なります。

大腸の内視鏡でも上行結腸まではカメラも入りにくく、発見が遅れがちになります。

大腸がんの場合、比較的進行は遅いと考えられていますが、日頃から飲酒、喫煙、肉類の摂取が多い方は特に1年1回は必要かもしれません。

【まとめ】
大腸ガン予防対策として、日頃からミネラルなどの栄養成分を補い、大腸を守ってあげることが大切であると考えられます。

オリンパスホームページ 1部引用

当ホームページの健康情報:「大腸ガンの発症とセレン欠乏の関連」もご参考にして下さい。

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