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活性酸素による血管の老化と疾患への影響

―血管の老化≒老化-

酸素は人間にとって不可欠なものですが、過剰になって、体内に残ってしまった時に、過剰な活性酸素として色々な障害を引き起こします。

その一つが「血管の老化」です。

血液中には赤血球、白血球等と共に善玉・悪玉コレステロールも存在しています。

赤血球は体の各部分に酸素を送り届けるために、血液中には酸素が豊富に存在します。

糖尿病、高血圧、脂質異常などで血管が傷つけられると、修復させるために多くの酸素が必要になり、その結果、活性酸素が発生します。

健康ならば体は消去出来るのですが、消去するシステムが働かずに、悪玉コレステロール(LDL)と反応し、これを血液中のマクロファージが繰り返し吸収し、血管の内側に貯まり、血管を狭くします。

結果として、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、重症高血圧などの原因となります。

※マクロファージ:白血球の1種で、異物を取り込んで無害化しますが、血管の障害では悪玉コレステロールに反応して、血管を狭くしてしまう。

これを見れば、過剰になった活性酸素を消去すれば、問題は起きにくいことになります。

過剰になった活性酸素は、元来人間に備わっている防御反応で消去してくれます。

この活性酸素消去を亜鉛、セレンなどのミネラル成分による代謝酵素が受け持ちます。


動脈は外側から、外膜、中膜、内膜で構成されていています。

血液や栄養素を運ぶ大事な組織ですから、常に安定した組織を形成するために、それぞれの細胞は細胞分裂を繰り返して、新旧の細胞を入れ替え、血管の組織を維持していきます。

とくに細胞分裂に直接関係する亜鉛の不足によって、血管の細胞の新陳代謝が遅れます。

これが「血管の老化」につながります。

血管の老化、心筋梗塞、脳梗塞、重症高血圧などの進行には、亜鉛、セレン、ビタミンCなどの抗酸化物質の欠乏・不足が関係していることが判りました。

亜鉛、セレン、ビタミンCなどの抗酸化物質摂取で、老化進行の阻止に努力しましょう!

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