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11.292020
肝機能低下による筋肉減少の医学的根拠
–亜鉛,セレン,紅景天の有用性-
人間が生きていく上で、筋肉(骨格筋)が必要です。
しかし、多すぎても障害をきたします。
その中で、筋肉量が増えすぎないようにする調節システムが存在します。
筋肉を増やす機能と抑制する機能がバランスよく働くことで、一定の筋肉量を保っています。
肝臓と筋肉で作られるIGF-1(アイジーエフワン)は筋肉を増やし、筋肉で作られるミオスタチンは筋肉が出来るのを抑制します。
どちらもたんぱく質です。
肝機能が低下すると、肝臓のIGF-1が低下します。
すると、肝臓ではTGF-β(ティージーエフベータ)が作られ、それが刺激になって、筋肉でミオスタチンが作られます。
これによって筋肉が作られることを妨げてしまいます。TGF-βは更に肝臓の機能を低下させ、肝硬変へ進行させてしまいます。
筋肉が減少することは「サルコペニア」と呼ばれ、世界中で大きな問題になっています。(図参照)
東洋医学では、「肝は筋をつかさどる」と言いますが、メカニズムについては明確になっていませんでしたが、近年、医学・生理学的に明らかにされました。
高齢者や肝機能の低下している人は、筋肉量が減少し、結果として、運動機能の低下や代謝障害など、多くの障害の原因になります。
亜鉛、セレン、紅景天にはIGF-1を増やす機能があり、同時にTGF-βを低下させます。
その結果、筋肉量の低下を防ぐと考えられます。(図参照)
肝臓を守ることは、筋肉が減少していく事を抑えることに繋がります。
高齢化すると、体の各臓器は確実に、機能が低下しています。
症状が出てくる前にデータの根拠のある、確かな健康食品などで機能を補ってください。
ジムに行き、筋肉トレーニングをされる方は肝臓を元気にしてから、行っていただきたいと思います。
高齢者は肝臓を先ず元気に保ちつつ、ウォーキングなどされることをお奨めします。
肝機能低下と筋肉量の低下のメカニズムは、現在、世界的に医学会で問題視されていて、各大学病院・医療機関でも研究が進んでいます。
高齢者には症状が出てくる前の、予防対策が大切です。
亜鉛、セレン、紅景天は、筋肉量の低下を抑制することに貢献します。
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